開発エンジニア職ならではの日々の新しい発見が面白い!

函館工場
函館開発課

Y.Nさん

2018年入社(入社4年目)

Y.Nさん

仕事内容と役割

私が所属する函館開発課は、『画像検査装置』や『X線異物検査装置』のソフト開発および設計、そしてサンプルテストやデモを行っています。

特に『画像検査装置』においては、微妙な色の違いや成分を可視化できるハイパースペクトルカメラやAIを組み合わせて、例えば外観では見分け辛いピーナッツに混じる石豆(非常に硬い豆)を発見する、エビグラタンの上にエビが乗っているかどうかを判定する、といったシステムを開発しています。

また、サンプルテストは、お客様から預かった対象物を検査装置に通して検出感度を確かめる業務ですが、時にはお客様の期待する検出感度を出すために新たな画像処理プログラムを作ることもあり、ご注文に繋がる重要な業務となります。

そして、営業部門からの依頼で対応するだけでなく、検査装置を客先に持ち込んだり、展示会で営業担当と一緒に検査装置の説明をしながら、直接お客様の声を聞く機会を大切にしています。

仕事内容と役割

他部門との連携が大切に

担当業務でもっとも気をつけていることが、『一つの段階に時間をかけすぎないようにする』こと。

検査装置が組み上がっているのに、ソフトが100%完成するまで動作確認をしないでいると、使い勝手や不具合を修正するときに多くの手間と時間を要することがありますし、手直しで新しい機械・電気部品が必要になっても入手が間に合わなくなるかもしれません。そうなると、機械設計・電気設計の担当に大きなしわ寄せが行くことになります。

このため、未完成であっても最低限必要な機能を果たすソフトをすみやかに製作して、一通りの動作確認が取れるようにし、同時にソフトの残課題や修正点を整理してデバックを繰り返しながら徐々に完成度を高めることを心掛けています。

また、他部門との連携という意味では、画像検査は対象物が重なり合わないことが重要になりますので、装置へ流れてくる前の工程を工夫して頂くようにお願いすることが有ります。

たとえ難しい課題に直面しても、頼もしい先輩・上司が相談に乗ってくれますので、非常に心強く感じています。

他部門との連携が大切に

『面白さ』と『やりがい』

自分で開発したソフトが想定通りに動くのを身近で見れるところ、最先端の技術を駆使できるところ、そして開発を通じて日々新しい発見があることに『面白さ』を実感しています。

パソコン上で動くソフトの開発も想定通りに動けば嬉しいものですが、検査対象物の画像が検査装置上でリアルタイムに表示されたり、コンベアや排除装置が動くところにも面白みがあります。

直近ではハイパースペクトルカメラという最先端のカメラや3Dカメラ、AIを使用することが多く、情報を集めつつ色々と試行錯誤すると新しい発見があって刺激も多いです。

また、『やりがい』といった面では、先に紹介したエビグラタンのエビを確認するというような作業は、目視検査という集中力が必要な作業を人手で行っています。消費者からのクレームにも繋がる本当に大変な作業だと感じ、そういった作業を自動化することで、検査効率化や作業者の負担軽減に貢献し、お客様に喜ばれることが『やりがい』だと実感しています。

『面白さ』と『やりがい』

仕事とプライベートの充実度を高める

季節に応じて、アウトドアを楽しんでリフレッシュしています。

春は行者ニンニクやウド、ネマガリタケなどを採りに行き、
夏は海や渓流で釣りをしたり、高山植物を見に登山もしています。
秋はキノコが旬ですので、ボルチーニの近縁種やシメジ系のキノコを採りにいったり。
冬はワカサギ釣りに出かけたりもします。

スケジュールを立てて業務を進めておけば、連休などに合わせて無理なく有給休暇を取得することも可能です。
そのためにも、仕事の段取りを考えつつ、プライベートの充実度を高めることも心掛けています。

仕事とプライベートの充実度を高める

学生へのメッセージ

学校の勉強や研究は意外なところで役に立ちます。
より成果が出せる方法を考えたり、効率よく処理する方法はないかと試したりするなど、新しいことに挑戦する気持ちを持って主体的に取組むとより良いと思います。

就職活動にあたっては、好きなことにこだわらず、得意なことを軸にするのもよいと思います。