事例・技術情報

2024.04.24

事例紹介

【NIIS導入事例】後付け・多品種対応可能な印字装置

#画像検査装置

課題:既存ラインに多品種対応の印字検査を導入したい

複数のメーカーの食品をパッケージングしているお客様から、既存の生産ラインに印字有無検査装置を導入したい、生産スケジュールによっては検査装置を別のラインに移動して使いたい、という要望をいただきました。

ワークのサイズや印字位置、向きも様々で、入れ替えも頻繁にある状況でした。こうした事情から、特定の位置しか検査できない印字検査機では対応しきれませんでした。

 解決策:ベルト無し検査機&柔軟な検査アルゴリズム

コンベアに後付けできる構造

検査機にはコンベアを搭載せず、タッチパネル・カメラ・照明だけにし、既存の生産ラインに差し込めるようにしました。これにより移動可能となります。カメラと照明の距離は維持しながら、コンベアの傾きや搬送方向に合わせて検査ユニットや画面の向きを調整可能です。


柔軟な検査アルゴリズム


ワークの向きに追従して検査できるようにました。効率よく設定を作れるようにするため、文字の幅や高さの設定はボタン一つで自動設定できるようにしました。

 効果:後付けで多品種の印字有無検査が可能になりました

30品目以上ありましたがすべて検査可能で、印字有無検査の効率化に貢献できました。また、2台目のご注文も頂くことができ、無事納入いたしました。

今回は印字有無検査のご要望でしたが、印字部のしわが少ないなど、状態が良い場合は読み取りが正しいかどうかの検査も可能です。

処理量:50個/min(※処理時間は100ms/個 以内)

搬送速度:18m/min または 34m/min

応用例:様々な印字検